■data 2003年7月31日DLsiteにて販売開始 販売価格:1000円 販売初日DL数:361 販売初週DL数:1156 収録CG数:原画18枚、差分27枚 アーカイブ容量:39.8MB スクリプト容量:およ130KB | ◆◆ |
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■内容
分岐ありノベル。5章立てのお嬢様方式。
ちょっとはっきりしない(というか無口な)主人公を、ふたりの女の子が取り合う話。
企画書の容量は8KB。けっこうちゃんと書いてあります。後に変更はありますが、原画指定もばっちり。
確か、「人形の夢と目覚め」のシナリオを書いているときに逃避として書いたんだと思った。
ただ、主人公については全然書いてないのな。主人公のキャラデザとかのとき困った記憶が…。
だんだんと「人形の夢と目覚め」の実際のボリュームが判明してきて、こりゃちょっと長い目で見ないと駄目そうだ、と思ったのが5月頭頃。
次に作るのをこの企画だと決め、絵コンテ切ったのが5月下旬。
原画の下書きが終わったのが6月中旬。
そして、塗りも全て終わったのが7月上旬です。
流れるような作業(流れ作業、ではない)で、特に問題はありませんでした。
ただ、あの膨大な差分をどうやって実装するかで少々揉めました。(笑)
結局全てそのまま1枚絵として収録したので、その分アーカイブ容量も大きくなってしまいました。
絵コンテを切った頃、5月下旬から書き始めました。
ひととおり上がったのが7月上旬。
いやあ……………つくづく、桐原はシナリオを書くのが遅いです。
本文は60KBくらいしかありません。ふつうに遅めの人でも1週間で書けると思います。
一番苦労したのは……Hシーンでしょうか。
最後の最後まで、まったく書けませんでした。
理由はいろいろですが、確かに、マンネリってのはあります。
そろそろ努力しどころです。がんばります。
つーわけで初めてこの項目を書きます。
作曲は久しぶりだったのですごい不安でしたが、わりと一気に書けました。
実際に携わった時間は、3曲で2日間くらい。どれも短いしね…。
音楽は「以前書いたメモ」を使い回すことが多いのですが、今回は全て一から書きました。
ちなみにメインの曲はけっこうお気に入り。
進行は、過去の私の曲を知っている人にとっては「飽き飽き」と言った感じでしょうけど(笑)
ピアノのオブリガード的な部分と、ベースがけっこううまくいったと思います。
企画書は「ゆうわくなお年頃(仮)」というタイトルになっています。
けっこう土壇場で思いついて、「う」をのばし棒にしました。それだけ。
着想としては、とにかく「年頃」という言葉を使いたかったんじゃないかなあ。
たぶんMAYFAIRというサークルの作品の影響があります。DLsiteの累計ランキングをチェックだ。
タイトル画面のDynamic Layer Controlはかなりいいかげんです。(笑)
昔MSXのBASICでやっていたような、いきあたりばったり的なコーディングをしました。楽しかったです。
久しぶりで戸惑ったのが音楽の組み込みですが、これは面倒なだけでわりと問題なし。
CGモード収集状況とかでタイトル画面の立ち絵を変えるのも、まあ。
システムの、先日のバージョンアップで専用の関数みたいなのがなくなりましたが、面倒はありませんでした。
一番面倒だったのは、やっぱり本編中の分岐か。
あの膨大な差分のある部分ね。フローチャートなんて久々に書きましたよ。もう…。
もう、売れ行きについては全く自信ナシ。
企画的には、売れないものだと思ってます。男湯のときみたいなパンチ力はないじゃないですか。ソフト系だし。
結果は……初日361。新記録です。初週1156。新記録です。
いや、ほんと、すいません。ネームバリューだけで売ってますね。
最終的には、「お嬢様のヒミツ!」と同じくらいの本数で落ち着くのではないかと思います。
まず、例の膨大な差分について。
あれは一部の方には好評でしたが、他の大部分の方には不評です。そりゃそうだ。
やっぱり、少し無駄なエネルギーだったようです。自粛します。
私としてはちょっと楽しかったんですが。(笑)
それから、この半端でないソフトさ加減。
これも、一部の方には好評なんですよね。それでいて、不評も相当数。
桐原の書くシナリオの本質はこれです。たまにはやらせてください、ってことで…。
次からはもう少しハード方面に戻る予定です。
あと、最後もうちょっと続けてよ、という意見が多数。男湯のときもそうでしたね。
ちなみに、企画の時点でもこうやって終わることになっています。
これについては……努力はしますが、今後もやることがあるんじゃないかと……。
こういう終わり方好きなんです。「自分のために創作をしてどうするんだ」という意見もあるでしょうけど、こうやって自分を納得させる部分がなければそもそも創作自体ができなくなりますので、諦めていただく他ありません。すみません。
今回はとにかく、コンセプトが弱いんですよね。
企画時点で、女の子たちが具体的に何をするか、そのキャッチフレーズを決めておくべきでした。
「サービス合戦」は完全にアトヅケです。企画時点でこれがあればまた違ったものが書けただろうなあ…。
Created by KIRIHARA Miyahito
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