Hなお医者さん WATCH

sol-fa-soft WATCH

■data
(CD版)
2003年12月23日頃各ショップにて販売開始
販売価格:1200円
初期製造数:4000
(DL版)
2003年12月20日DLsiteにて販売開始
販売価格:1000円
販売初日DL数:314
販売初週DL数:914
収録CG数:原画18枚、差分44枚
アーカイブ容量:31.9MB
スクリプト容量:およそ102KB
◆◆ ■link
紹介ページ
ダウンロード販売ページ

■内容
ほとんど分岐のないノベル。一応全5章。
ちょっとはっきりしない女の子が、内科検診の医者にいたずらされる話。


■企画事情

 企画書は8KB。量はけっこうあるんだけど、なんだこりゃ…。今読んでみると、かなり意味不明というか。
 すごいいいかげんな登場人物紹介。人物がぜんぜん説明されてない。
 すごい断片的な構成。平気で時間が跳んでたりする。
 唯一しっかりしてるのが画像指定だけど、これも後でいろいろ変更した気がするなあ。

 いやはや、よくこんなんで完成したものだ…。というか難産だったのは当たり前。
 ユーザの方にも申し訳ないよ。全く。


■画像事情

 2003年の夏コミが8月17日で、それから9月に入るまで完全に休業してました。
 それで、9月1日にコミケ後初打ち合わせ。
 そのときに、この企画のコンテを一気に全て切った気がします。
 あー、キャラデザっていつやったんだっけ? うーむ…。

 棚葉(原画)氏にとって、ちょっと新しい絵柄だったらしいです。
 私からは「半分開いた目」の多用を要求しました。
 構図はかなりマンネリ気味だったので、思い切ったものをいくつか。
 尿erにはちょっと不評でした。(笑)


■脚本事情

 絵コンテ切った後すぐ書き始めた。ことになっているがそれは嘘だ。
 本格的に書き始めたのが、10月下旬ですね…。
 個人的にストレスの溜まることが(solfaの作業とは別に)あり、書いても書いても
 進まないし、もうイライラしまくりで自律神経とかいろいろ壊れた。
 つーか進まないのは企画書のせいです。企画書はちゃんと書きましょう。(何度目だ)

 シナリオが完成したのは、印刷所の冬コミ合わせ〆切の当日。詳細は後述…。

 シナリオ本体は、今回も60KB弱くらいでしょうか。
 夏楽CDに入ってた分を入れて70KBくらい。相変わらずの遅筆に自己嫌悪なのだ。


■音楽事情

 スコット・ジョプリンです。クラシックのラグタイムです。
 「エリート・シンコペーションズ」
 「スコット・ジョプリンのニュー・ラグ」
 「フィグ・リーフ・ラグ」
 の3曲。
 もう1曲「グラジオラス・ラグ」のデータも製作しましたが、
 GS Wavetable(最近のWindowsの標準ソフトMIDI)から変な音がするので収録しませんでした。
 ちなみにこの中で私が実際に弾けるのは「グラジオラス・ラグ」だけです。(笑)

 自分で作曲もしたいんですけど、今回ばかりは全く余裕がありませんでした。
 自業自得ですが。とほ。


■表題事情

 いやはや、ストレートの極み。
 夏楽CDの体験版の時点で「Hなお医者さん(仮)」とあります。
 企画書も「Hなお医者さん(仮)」です。
 この仮タイトルのまんまで作業していたので、これで決まってしまった感じ。
 開発上の必然かも。こういう場合、変えるとすごい違和感あるんですよね。


■組込事情

 タイトル画面は拡大機能だー!
 拡大縮小回転といえばSFCですよねー。←だから何

 シナリオが上がったのが〆切当日なんで、シナリオプログラムも1日でやりました。
 具体的には、シナリオが上がったのが14時で、印刷所が閉まるのが19時。
 マスター焼き上がったのは18時40分ってトコロ。タクシーでギリギリ間に合いました。
 こんな一分一秒を争う開発は久しぶりです。燃え尽きました。

 いつもはセリフのインデントとかがんばるのですが、今回はそのまんま。
 でも、システム側の禁則補正とかがわりと強力なので、それでもなんとかなります。
 その点は幸運でした。ありがたいことです。


■事後事情

 印刷所の〆切が11月30日で、それからゆっくりDL版へのローカライズ(?)をして、
 DLsiteに送ったのが12月11日ですね。そして登録は12月20日。(速…)
 結果は、初日314、初週914。
 ちょうど大手の連爆時期で、こんな数字で週間ランキング1位になれませんでした。(笑)
 1月下旬現在でも1300ちょっとですから、意外と伸びてません。
 CD版とおよそ同時に発売した弊害かもしれませんね。

 一方、CD版の発注数は過去最高です。製造数も過去最高です。
 怖々と返品を待つ。

 あー、でも、コミケでは真っ先に完売して嬉しかったです。感謝。


■反省事情

 まず、グラフィックの棚葉先生とプログラムの秋山氏に謝りたいと思います。(笑)
 もうほんとにギリギリまで引っ張ってすいませんでしたー!

 中身については、なんだか「医者=エロい」という以外に何の主張もない、
 特筆すべき箇所のない作品になってしまった感があります。
 いや、でも一点集中って悪くないような気もしますし。どうなんだ。
 なんか、紹介ページの作り方とか、妙に気合い入ってないようにも見えますね。
 このへんにも原因がある気がします。いろんなものの。

 検査CGとかはエロくて良いんですけどね……


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