■data アーカイブ容量:およそ45MB 収録CG数:原画18枚、差分多数 シナリオ容量:約52KB スクリプト容量:約165KB (CD-R版) 2008年8月17日、コミックマーケット74にて販売(400持込/370販売) 販売価格:1200円 総製造数:400 (CD-ROM版) 各種ショップでの販売 販売価格:1200〜1260円 総製造数:1500 (ダウンロード版) 2008年9月19日、各ダウンロードショップにて販売開始 販売価格:1000〜1050円 販売初日DL数@DLsite:281 販売初週DL数@DLsite:889 ■staff 企画、脚本、音楽、シナリオプログラム:桐原巳弥人 原画、CG:棚葉 システム提供:秋山構平 | ◆◆ |
■link 紹介ページ DL販売ページ@DLsite DL販売ページ@デジケット DL販売ページ@DMM |
■内容
久々に帰省した主人公。実家にはホームステイの女の子(ドイツ出身)がいて色々びっくり。
彼女を銭湯に連れて行く話。
やや幼なじみのお隣さんも絡めつつ。
企画書によると、書いた日は2008年6月とのこと。
ちっちゃい巫女さんSOSの制作がかなり行き詰まってた頃だと思いますね。
ち巫女は(遅れに遅れて)夏コミのCDプレスに合わせるとして、夏コミにCD-Rで持って行く用に何か作ろうよ、と。そういう企画だったかな。
ネタとしてはずっと暖めてあったものではなくて、「ぽっと出」のものだったと思います。
それでも、キーワードとしては前からやりたかったものの集合体かも。
まず、「金髪外国人」、いわゆる洋炉。(笑)
ビジュアル的なものも去ることながら、それより何より言葉のやりとりの拙さでなんとかロリ感が出せないかな、と思いまして。
私の書くロリってどうも大人っぽくなってしまっているきらいがあって、それが少しでも緩和できれば、と…。
これでも色々苦悩しておるのです。(ほんとかよ)
それから、「銭湯」。男湯。
もう何度目でしょうか。激しく既出ですが、それでもまだやり足りない題材であります!
ギャラリー感ってシナリオ上でどうやって出せばいいのか未だによくわかりません。
ところで先日(本作が発売された後です)、はりねずみ工房さんというサークルの「こんなステキなメガホンで〜(略)」という作品をプレイいたしまして。
なるほどこれかと膝を打つ俺。
背景にギャラリーを絵として出してしまうのが一番手っ取り早いですね。シナリオがヘタな私はこれに頼るしかないでしょう。
ちなみに「メガホン〜」ではシナリオ上でも上手くやってらっしゃいました。凄いなあ…。
そして、地味な登場ではありますが「コインランドリー」。
これは以前から使いたくて使いたくてしょうがなかったシチュエーションでした。
使えて良かったです。本当に。
次の機会があったら、他に人のいるコインランドリーというのもやりたいですね。
前作(ち巫女)で色々特殊なことをやった後というのもあり、なんとなく
「ポーズや構図的にも、原点回帰ができないかな?」
というようなコンセプトを原画の棚葉氏と話し合った気がします。
その結果「M字開脚多めにしようよ!」というのが私の主張。
どんなもんでしょうか。私としては、コインランドリーのれーなとか、湯船の縁に座る2人とかいい感じだと思うのですが。
あと、
「事後の絵を大事にしよう!」
というのもありました。具体的には、H後のぼーっとしている女の子、というシチュエーションで2枚(1枚ずつ)使いました。
ただ、こういった絵はシナリオ上で多くの時間(行数というか…)が割けないのが難点で、作っていて効果的であるという実感が湧きません。
ユーザの方、いるとかいらないとかご意見いただけると助かります。
それからもうひとつ、今回特筆すべきは色彩だと思います。
パステルカラー中心で、ずっと画面が明るくて、華やか!
やっぱり金髪は金髪でいいとこあるなあ、といった感じです。
(ロリは黒髪、というのも譲れないところではあるのですが……でも、そういえば最近黒髪ってやってないな)
毎回言ってますが、私としては一番辛い作業なのです。それにしてはあんまり当時の心境を覚えていない。
前作(ち巫女)のマスターが8/4に上がり、それから今作のシナリオを書き始め、完成が8/16なので、10日くらいで書いたことになりますね。
とりあえず、れーなと主人公のトリリンガル(日本語、ドイツ語、英語)なやりとりは非常に楽しく書けたような気がします。
辛かったのは、毎度のことですが、やっぱりHシーンですね…。
本当に、Hシーンは何を書けばいいんだか毎回よくわからない。
考えれば考えるほど、「エロいって何だっけ??」という根本的な疑問にブチ当たります。
例えばれーなは「はじめてなのにとことん気持ち良くなっちゃう→Hにハマる」というあらすじ?になりますが、果たしてこれで良かったんだろうか。
私はこれはこれで面白いんですけど、受け入れられない方も大勢いらっしゃるんだろうなあ。
なんか、sol-fa-softの初期の頃はこういうこと全然考えずにもっと適当に書いてたし、その頃の方が今よりも良いものが書けてたんじゃないかという感覚がちょっとあります。
シナリオ的にも原点回帰が必要なのかもしれません。
今回から800x600です。
毎回使い回している仕組みのうち、テキストウインドウ回りと選択肢は完全に作り直す必要がありましたが、まあそのへんも問題なく。
ちなみに、今回800x600にしようと思い立ったのは、私の使っているメインPCの解像度がXGA(1024x768)からSXGA+(1400x1050)に上がったからなのです。
なんか旧世代環境ですみませんねほんとに…。私がB5なThinkpadしか使わないからなのですが。
他に特殊なことはやっていないと思います。
とにかく、色んなものを見失っているのです。最近。
前々作(おぼえたてキッズ)、前作(ち巫女)と不振が続いてまして、自信もない。
それでもなるべく動揺せずに、昔の感じで発売しよう。
ということで……
DLsiteでの結果は、初日281、初週889。
うち的にはスマッシュヒットな数字です。当時は「やったー!」と言って喜びました。
……が、現在の推移を見ていると、ちょっと微妙でしょうか。
CDの売上も伸びていません。(CDは、少し前から業界全体で冬の時代が始まっているようですが)
けっこうやばいです。もっとがんばらねば。
作品の内容自体は悪くないと思うんだけどなあ…。(愚痴)
どうもね、ストレートに「この作品はエロいです!」という広報ができないんですよね。
これでも前面に出している題材が複雑すぎるのではないかと推測します。
というか、ネタ一発とかタイトル一発とかそういう勢いは全くない作品ですのでね。
なんかパリっとしない感じです。最近はずっとそうなのですが。
とにかくいろんな意味で辛い。
思い切ったアイデアで、この状況をなんとか打破したいと思います。
Created by KIRIHARA Miyahito
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