■data アーカイブ容量:およそ48MB 収録CG数:原画14枚、差分多数 シナリオ容量:約37KB (CD-R版) 2012年5月4日、「じゅぎょうさんかんっ」にて発売 販売価格:1000円 総製造数:60 (CD-ROM版) 2012年5月26日頃、各種ショップにて発売 販売価格:1200〜1260円 総製造数:2000 印刷会社:Gスリーコーポレーション (ダウンロード版) 2012年6月8日、各ダウンロードショップにて販売開始 販売価格:1000〜1050円 販売初日DL数@DLsite:172 販売初週DL数@DLsite:542 ■staff 脚本、音楽、シナリオプログラム:桐原巳弥人 シナリオ:桐原巳弥人、porori 原画、CG:棚葉 システム提供:秋山構平 | ◆◆ |
■link 紹介ページ |
■内容
隣の席の女の子が、見慣れないワンピースを着て登校してきた。
ちょっと透けてて、パンツの線が見えてる。それを指摘すると、その子は超恥ずかしがって、休み時間にパンツを脱いでくる。
それを追いかけていったり、女の子がノーパンを満喫したり(?)、そんな感じの話。
書き始めは2012年12月8日なんだそうだ。(企画書に書いてある)
以前からちょっと問題だと思っていたのが、sol-fa-soft作品のボリューム。
初めてporori先生に手伝ってもらった「海と温泉と夏休み」(あれも蒙昧な企画だったね…)以降、なんだか長くてだるい気がしてまして。
(ぽろりん先生のせいではない)
「妹のお泊まり会」という、さらにボリュームが大きめの作品を作った後というのもあり、とにかく軽い作品が作りたかったのです。
もうひとつの着想として、数年ごとに検討している「原点回帰」。
さーくるろりぽっぷというサークルで「ななちゃんとあ・そ・ぼ」のリメイク作「みおちゃんとあ・そ・ぼ」を作ったこととか、
これの裏で、小路さんを原画に迎えて「男湯に入ってきた女の子をどうするかR」を作っていたことなどが影響しています。
昔の俺はこんな凄い作品を作っているのに、それに比べて最近の俺の発想はどうなんだ。手ぬるい!
だからといってビシっと鋭い企画を書けたというわけでもないんだけど、
とにかくテーマをひとつ打ち立てて、それを追求しようと。
キャラクターや展開の多さなんかに頼らず、ネタ一発で勝負しようと。
そういう企画なわけです。
それから、当然、ボリュームを落として作品数を増やしたいというのもあります。
毎年言ってますが、今年こそは5作品くらい作りたいのです!!
内容については、まあ、なんかいつものsol-fa-softって感じ……のつもりなんだけど、みんな実際どう思うのかはわからん。
裏設定があって、これは「プールのじかん」の3人と同じクラスの出来事です。
最後までその設定を匂わせる機会すらなかった。
本当に軽く、サクッと描いてもらうつもりだったんだけど、
枚数が少ないことが逆に棚葉先生を燃えさせてしまった?らしく、
最初の打ち合わせで
「差分多めでいきましょう」
という、めっっっっっっったに聞けないお言葉を頂戴いたしました。
いまファイルを整理していて思い出しましたが、打ち合わせの前に、企画書を送った段階で
キャラクターデザインだけは棚葉先生が勝手にやってくださいました。
それが届いたのが1月15日。
髪型とか凝ってて、なかなか可愛らしいと思います。
髪色が薄いのが、sol-fa-softとしては珍しい感じ。
打ち合わせは2月中旬。うちの実家でコンテ描いてもらったのを覚えてるな。
ここまでサクサクとできたので、3月11日の「Loけっと」での新作、いけるんじゃないかと思いましたが、
流通さんというものはそこまで我々に優しくないのでした。(一応訳:そうは問屋が卸さない)
わりと早い段階で「Loけっと」合わせを諦め、原画の下描きがぜんぶ終わったのが3月7日、
立ち絵と背景が上がってきたのが4月17日、4月30日の「Comic1」合わせを目標にするも、
結局それも間に合わず、ジャケットができたのが5月1日、イベント画像がぜんぶできたのが5月3日、
そして5月4日「じゅぎょうさんかんっ」での発売となりました。
以上、またしても棚葉先生にプレッシャーをかけておく。(笑)
同時に進行していた「男湯に入ってきた女の子をどうするかR」が「じゅぎょうさんかんっ」合わせ、
「薄着少女」が「Comic1」合わせを予定していた時期もあったのですが、完全に逆になりました。
「Comic1」で新作まるでなし、という状況にならなかったのは良かったです。
原点回帰の一環で、久々に自分で全部書いてみようということで始めました。
絵がぜんぶ上がってきてから一気に仕上げることが多いので(←言い訳です)
結局5月になってもちょっと残ってたんですよね。
そして、書くのがどーも辛い。あと10KBも書けばいいというところで止まってました。
果たしてマスターアップ前日の5月3日。
夜23時頃、porori先生をチャットで呼び出して、3時間でちょろっと手伝ってもらっちゃいました。
なんかこの超短期的な締切が良かったようで、先生にとってもそんなに辛い仕事じゃなかったみたいだし。
めでたしめでたしということで。(ほんとかなあ…)
今回のシナリオ、ポイントは俺的に2つあって、
ひとつは序盤の、すごい圧縮してるけど、牧田さんの馴れ馴れしい態度とか。
10行とかそういうレベルで、なるべく媚びず、ふたりの関係を表現できてたらいいなあと思います。
もうひとつは、実は主人公の名前が本編中に一度も出てこないこと。
企画書には「山本春馬」っていう設定が書いてありますが、
なんか途中のけっこういいところまで呼ぶ機会が全くなかったので、
最後までそれで通してみました。
たぶん、感情移入とかの観点から言って有利だとは思うのですが。どんなもんだろう。
最近よく使っている、「T.M.BACH」様の素材を今回も使わせていただきました。
←これっすね。
作曲家としての危機も感じるんだけど、こうやって、
ボクの目指すものの完全な上位互換をやってる方がいらっしゃるので仕方がない。
この方は、ハネケンのウィザードリィとかたぶん好きなんだと思います。ボクも好きです。
……と、書いてる途中で、本家の掲示板にT.M.BACHさん本人が来てくださいました。
やっぱりウィザードリィがお好きなんだそうです。
無問題。
最近、ダイジェスト版がなくてすみませんというか何というか。
時流としてそのようなものは必要だと思うのですが、意外と手間がかかるんですよね。
「妹のお泊まり会」のときに心が折れてしまって(笑)、それ以降どうも難しい。
ダイジェスト版が欲しいという方、いらっしゃったら何らかの形で意思表示をお願いしたいです。
要望が多ければちゃんと作りますので。
イベント売りの後、CD-ROM版/ダウンロード版の発売までタイムラグがありまして、
「妹のお泊まり会」のときはその間やきもきしていたユーザさんが多かったということで、
今回は期間限定で通信販売をやってみました。
本作と「男湯R」の2種のみの受付で、申込総数は24件。
この手の作業はたいてい辛いものなのですが、なかなか気分転換になって意外と楽しかったです。
機会があったらまたやろうと思います。
ダウンロード版の本数は、DLsiteでの初日が172、初週が542でした。
そこまで奮った数字ではありません。「ちっちゃい巫女さんSOS」と同じくらいかな。
ただ、何だかアフィリエイト関連でけっこう紹介されているようで。
今後しばらくの伸びに期待したいと思います。
sol-fa-soft作品は、ヒロインがひとりだと売れないというジンクスがあります。
例:「わたしのたまごさん」「おぼえたてキッズ」
なので長いこと避けてきたのですが、出してみたら、評判はとてもいいです。
ここまでいいのは「露出であそぼう」以来かもしれない。
ヒロインがひとりで、乱交的シチュエーションもなく、物語も単純。
色んな意味でわかりやすいことが評判がいい理由のひとつだと思うのですが、
しかしこれを好きな方というのは、残念ながらおそらく少数派なんですよね…。
でも、私自身こういうのも嫌いではないので、たまにはやってみたいと思います。
開発リソース自体もそこまで消費しないような感じがしますし。
……とか言いつつ、次のもヒロインひとりだわ。
Created by KIRIHARA Miyahito
home : http://www.maplecat.net/cjk/
mail : kiri@maplecat.net