■data 2003年8月17日 コミックマーケット64にて頒布 販売価格:800円 販売数:187 収録CG数:原画19枚、差分29枚、ゲスト4枚 スクリプト容量:およそ120KB | ◆◆ |
■link 紹介ページ |
■内容
コミケ限定販売のバラエティCD。
内容は、ミニゲーム(脱衣神経衰弱)、書き下ろしストーリー1本、体験版2本、その他。
4名の方のゲストCGも収録。
1KBの、適当な企画書が残っています。某書店2階のロイヤルホストで、久々に企画会議をしたときに使ったやつ(笑)
なんか短期間で簡単に作れそうなもの寄せ集めって感じです。
プログラマの方には神経衰弱をお願いして、棚葉先生は自分で1本書くと言い出して、そして俺は…。
俺、何やったんですかねえ。体験版1本(人形)に関してはシナリオもCGも既にあったし…。
体験版もう1本に該当する部分の執筆と、ななちゃんスマイルの執筆と、マスター作業。
あ、あと音楽1曲書き下ろしたんでした!
許せ…。
ちなみに製作開始は7月23日くらい。
完成が8月14日なので、3週間の製作です。
今回の描き下ろしは、
・神経衰弱(原画3、差分6)
・あぶないかいすいよく(原画4、差分16)
・ななちゃんスマイル(原画4、差分2)
計、原画11、差分24なわけですが。
全てが出そろったのは8月11日でした。意外とギリギリでしたね。
なんかいつも立ちポーズとか背景の指定を忘れて、土壇場の指示とかになってしまいます。
いろいろとご迷惑をおかけしまして…。
体験版1本については既に終わっていました。というか、人形の夢と目覚めのプロローグ本文からどこを切り取るかを選ぶだけです。
「あぶないかいすいよく」は棚葉氏におまかせです。
つまり新たに必要なシナリオは、
・そるふぁめくり
・Hなお医者さん体験版
・ななちゃんスマイル
このあたり。
そう。体験版とか言いながら、お医者さんは書き下ろしなのです。(笑)
これを、本編にも使います。
そるふぁめくりは、短くて良いと判断しました。ストーリー的なものを用意すると逆に変なことになるような気がします。
ななちゃんスマイルに関しては、問題は脚本でなく組込。分岐構造さえしっかりと設定してあれば、テキスト量自体はそれほど必要でないでしょう。
Hなお医者さん体験版は、そのままテキスト量が必要となります。これは真面目に望みましたが、書いてる最中はけっこうノリノリだった気がします。医者の性格が、私の地に近いのかもしれません。(笑)
加えて、
・はじめに
・ゲストギャラリー
・体験版のメニュー
この部分で高木さんを登場させ、台詞で説明させることを思いつきます。
こちらも、けっこう楽しんでスラスラ書けました。
「はじめに」の高木さんの独白(?)はけっこう評判が良いです。(笑)
マスターアップまで間がない8月10日頃、音楽という概念の存在を思い出して青ざめました。(笑)
1曲だけ、神経衰弱の曲はそれまでの製作期間のうちに書いてありました。
他は……とりあえずゆーわくの曲を使い回すとか?
それでも最大3曲しかないし……どうしよう…………ぐぅ。(眠)
というわけでやっちまいました。
書き下ろし1曲、ゆーわくからの使い回し1曲、はまあいいのです。
加えて、フリーサウンドから3曲。
ええと、何と言いますか、千野純一さんという方(爆笑)が書いたものです。
フリーサウンドというのは、フリーウェアや同人ソフト等に限って無料で使用できる音楽ライセンスのようなもので、ええと…
詳しくはフリーサウンド本家サイトの界隈をご覧ください。
そして、残りの1曲はクラシックから。ビゼー作曲の、アルルの女第1番のメヌエット。
これ、以前私が遊びで打ち込んだやつなんですよね…。役立つ時が来るとは露とも思いませんでした。
桐原「夏CDだけど、タイトルどうします?」
棚葉「真夏のお楽しみCDとか?」
桐原「それでいきましょう」
ほんとにこういう会話があって、その場で決まりました。
ただこのタイトルは、略称が困ります。(帳簿とかに書くのに)
「夏CD」とかでも良いのですが、次回以降も同じようなものを作るとしたら?
「CD64」みたいに数字を入れるのも、帳簿上では他の数字とごっちゃになりそうで紛らわしいし。
まあ、それは次回以降同じようなものを作ったときに考えればいいことか…。
もう、一番苦労したのが「ななちゃんスマイル」ですよ!
クリック領域の設定(透明な四角い画像が何枚も貼ってあります)から、変数による条件分岐から、メインメニューとの整合性から…。
スクリプト上でいろいろとバグが出て、タイヘンでした。マスターアップ間際だったので、慌てて作ったこともそれを加速させた感じです。
他に特筆するべきことは、ないと思います。
あ、今回は初めてユニバーサルトランジションを使ってみました。
けっこう綺麗ですよね。たぶん次回以降も使います。
8月13日にマスターアップして、それからがんばってCDRを200枚焼きました。
まず100枚焼いて、当日手伝ってくれる友人の家に(しかも雨の中バイクで)持っていったり。
コミケ開催間際の完成だったので、当然手搬入です。私はコロコロ転がすキャリーに段ボール縛り付けて持っていきましたが、キャリーの強度が足りず、駅のエスカレータのところで壊れたりしてタイヘンでした。(笑)
200枚搬入で、販売は187枚。
完売こそしませんでしたが、わりとうまい数持っていったのではないでしょうか。
毎回突発企画になると思うので、この手の反省はどうにも生かされないと思うのですが。
まあ、もうちょっと日程に余裕を持って製作しような、と。
いやでも、そんな1秒2秒を争うような切迫した場面はなかったし、こんなもんなのかもしれません。
もっと余裕をとったらとったでだらだら製作をしてしまいそうな気もしますし。
アンケート回答とかが全然来ない(現在1通です)ので評判についてはわかりませんが、製作自体は楽しかったです。
まあ、次回以降もやると思います。
次回以降は、ダウンロード販売も視野に入れる方向で…。
Created by KIRIHARA Miyahito
home : http://www.maplecat.net/cjk/
mail : kiri〒maplecat.net(〒をアットマークに)