sol-fa-soft真冬のお年玉CD WATCH

sol-fa-soft WATCH

■data
(CDR版) 2003年12月30日 コミックマーケット65にて頒布
販売価格:800円
販売数:200
(DL版) 2003年1月30日 DLsiteにて販売開始
販売価格:800円
販売初日DL数:188
販売初週DL数:577
アーカイブ容量:およそ58MB
収録CG数:原画13枚、差分43枚、ゲスト3枚、着せ替えカットイン6+18枚
スクリプト容量:およそ170KB
◆◆ ■link
紹介ページ
DL販売ページ@DLsite

■内容
コミケ合わせのバラエティCD。第2弾。
内容は、無茶で面白くないクイズ、着せ替え、書き下ろしストーリー1本、お絵かき講座、その他。
2名の方のゲストCGも収録。


■企画事情

このCD全体に関する企画書はありません。わりと口頭企画。
それぞれのコンテンツについては、企画書が残っています。
それがなんか意外とちゃんとしてる。短時間開発だった割には余裕をもってちゃんと完成したのはそのお陰でしょう。

内容については、やっぱ着せ替えが自信作というか。
「自業自得!」というこのタイトルを思いついた時点で「勝った」と思いました。
クイズは、迷ったのですが、簡単にするのも悔しかったのであんな感じに。(笑)
難しくてつまんないです。特別テキストなんかもないので、sol-fa-soft総合あるばむ使って開けちゃってください。スミマセン…。
ショートストーリー(SOLITAIRE GIRL)は、画像を動的操作しながらゲームを進める実験です。
お絵かき講座もわりとおすすめ。ぜんぜん評判を聞きませんけど。


■画像事情

記録によると、全体の規模を決めたのが12月8日。
コンテを切ったのが12月9日。
それから各々の作業をして、指定していたCGの制作がだいたい終わったのが12月24日。
相変わらず発注を忘れていたり突然思いついたりしたものをいくつか追加発注し、最終的にマスター直前まで棚葉氏(原画/CG)を巻き込んでしまった。
いつもいつも、ほんとスンマセン。

個々のCGはどれも良いんだけど、自分の指定的には、カレンのカットインの靴下はいてるのとか、おすすめ。
ちなみに、前回のH医者あたりから棚葉氏がパワーアップしているのがおわかりになるだろうか。
ロリ顔が、特に顎の線とかがとても良くなったと感じるけど、みんなどう思います?(聞くなよ)

それから、ゲストCGについても言及しておこう。
百八氏には以前からなんとなくそういうお話をしていたら、正式に依頼する前にある日突然ぽん、と渡されました。感謝。
私は比較的顔が狭いので、あとは棚葉氏に依頼をお願いしておいたのですが、どうやら向こうのコミュニティは皆様とても忙しいご様子で…。
あまり何度もご迷惑かけるのもアレでしたが、非常にせっぱ詰まったスケジュールで、今回もMYO氏にお願いしてみました。
そしたら今回も快く引き受けて下さって…。本当にギリギリでスミマセン。&本当にありがとうございます。


■脚本事情

今までの製品事情を見ればわかると思いますが、私はどうしようもない遅筆で、しかもCGが上がっていないと書けない体質です。(自嘲を込めて)
今回もそうです。
書かなければならない分量は、ショートストーリーと、カレンちゃんの2本。

カレンちゃんの脚本については、手を抜こうと決めました。力を入れるべきはシナリオプログラムです。
それさえちゃんとしていればある程度のクオリティが見込めるという判断です。

問題はSOLITAIRE GIRLですが、これは……我ながらいい企画を思いついたものだ、という感じでした。
ほぼ全編ファンタジーで、主人公の妄想なんですよね。
わざと、適当な、貧弱な想像で書きました。この程度の書き方が、こういった主人公の思考としてリアルなんじゃないかと考えた結果です。
以上思い返してみると、脚本の書き方も実験的なのだろうか。


■音楽事情

今回も、全編使い回しのみです。
それでも一応雰囲気は出ちゃうんですよねえ…。
次あたりそろそろ新曲を書いてもバチは当たらないと思います。
できる限り努力します…。


■表題事情

とりあえず、「真冬のお●●CD」でいこうと思ってました。伏せ字にするとなんかイヤだなこれ。文字数は意識していません。
お賽銭とお年玉の2択で後者って感じ。お賽銭って俺たちに供えるお賽銭なのかなあ。(笑)
次回もまた「真夏のお●●CD」にする予定です。

中身のタイトルについても。
「SOLITAIRE GIRL」は、sol-fa-soft作品内で初めての横文字タイトルですね。困ったときの横文字です。(笑)
「カレンちゃん自業自得!」は前述したとおり、久々に「キタ」、神懸かり的なヒラメキです。
あと、話題にできそうなのは「クイズ煩悩●学校」か。「くいずぼんのうまるがっこう」もしくは「くいずぼんのうぴーがっこう」と読みます。
作品内で高木さんもちょっと言及してますが、「煩悩予備校」のパロディですね。
昔、そういうクイズゲームがあったのです。ぱせりの。もう13年も前になりますか…。あれも、激ムズな難易度だった記憶があります。(←言い訳?)


■組込事情

今回の、一番苦労すると見込まれた箇所です。
でも、意外と楽しく取りかかることができました。というか、プログラムってどんなものでも一定の楽しさは見込めるんですよね。

まず、メニュー! 雪の結晶がくるくる回ります! いいでしょ、これ。
そして、この雰囲気だったら、絶対「丸ゴシック」だろ! と思いました。
棚葉氏には「このフォントかっこ悪いよ?」と言われ、俺もかっこ悪いと思ったけど、それでも丸ゴシックで通しました。
どうですか。思い当たる節はありますか?(笑)

クイズはかなり「こなした」だけって感じなので、謝ることしかできません。
ごめんなさい。

SOLITAIRE GIRL。特筆すべきは「妄想中」の文字だけですかね。
あ、あと、お兄さんの数学トークが意外と好評でした。

そして、カレンちゃん自業自得!
事前に、クリック領域の設定が簡単になるようにシステムを改変してもらいました。感謝。
そして、ひたすら書いたわあ。シナリオプログラムのコマンドを。
まず大枠を組んで、細かい部分にはまず「靴下カットイン、セーラー服あり、スカートあり、パンツなし」とか書いておき、後でそれをひたすら埋めました。
間違えて変な角度からカットインを入れちゃったり、間違えて床に落ちているパンツを回転させちゃったりしたのが楽しかったです。(笑)
ちなみにソース(って言うのかな)は複雑怪奇です。今からもう一度何かを修正しろ、と言われてもできません。(いいのか…)


■事後事情

α版が12月29日の13時半頃。
リリース候補が12月29日の18時頃。
その後にも要修正点が2つほど見つかり、リリースは19時半頃。おつかれさまでした。
それからCDRを焼き始めて、焼き終えたのが12月30日、つまりコミケ当日の午前1時頃。
今回もちゃんと眠ることができました。感謝ですよ!(笑)

コミケでは、これ目当てのお客様が、わりと、いらっしゃいました。
1人で5枚とか買っていくお客様も。ありがとうございます。
そして昼頃に売り切れた気がします。
その後も、手に入らないことをとても悔しがるお客様が何名かいらっしゃっいました。悩ましいところです…。
増刷をしないことがこのCDのアイデンティティで、ちょっと飛躍しますがそれを決めておかないとこのCDはそもそも完成しません。
DL版を発売することが最大限の妥協です。お許しください。


■反省事情

最初に。
後でカレンちゃん自業自得を自分でプレイして、「なんだこりゃ」と思いました。
意識的に手を抜くにしたって手を抜きすぎです! 失礼いたしました…。

それにしては、カレンちゃんを気に入ってくださる方、いつもの作品より価値を感じてくださる方、
ほんとにポジティブに見てくれるユーザの方が大勢で、とても励みになります。ありがとうございます。

また今度も、カレンちゃんみたいなインタラクティブなコンテンツを企画したいと思います。
そのときはソースを整然と、わかりやすく書こうなー。


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Created by KIRIHARA Miyahito
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